お茶を知る

カフェ・飲食店のための業務用紅茶おすすめラインナップ

プロの目利きが厳選した、現場で“本当に使える”業務用紅茶ラインナップ

紅茶の「正解」を知らないまま出していませんか?

コーヒーと同様に、紅茶についても「何が美味しいのか」という基準を共有できていないまま提供しているお店が少なくありません。香りの抜けた茶葉を使ったり、抽出条件を統一しないまま提供してしまうと、お客様にはすぐに伝わってしまいます。

「あぁ、このお店は紅茶にこだわっていないのだな」と受け取られる可能性が高いです。

紅茶は、茶葉の品質・湯温・抽出時間の管理次第で香りと後味が大きく変わります。適切な茶葉を選び、標準化された抽出を行うことが重要です。

紅茶はお客様が最後に口にする一杯になりやすく、店の印象を決める要素でもあります。「この程度でよい」ではなく、「この味で出す」という基準を持つべきだと考えます。

本記事では、現場で扱いやすく、品質と再現性を両立する業務用紅茶ラインナップをご紹介します。お客様の満足度を上げたい方や、紅茶をメニューの仕上げとして見直したい方の参考になりましたら幸いです。

紅茶を導入するメリット

高いコストパフォーマンス

1杯あたりの原価は、茶葉にもよりますが概ね30円程度に収まります。適正価格(450〜600円程度)での提供により、約80%の高い粗利率を見込めます。

抽出の再現性

抽出条件を標準化しやすく、スタッフ教育に時間がかかりません。提供スピードも安定します。また、抽出器具もシンプルで安上がりです。

香りによる差別化

紅茶は香りの印象が強く残ります。料理やスイーツの味を補完し、店全体のイメージ向上に寄与します。

季節・用途の拡張性

アイスティー、チャイ、フレーバー展開など、季節感やメニュー幅を容易に広げられます。

プロが選び抜いた「本当に美味しい紅茶」をお届け

私たちが扱う紅茶は、単なる業務用ではありません。

20年以上紅茶界の一線を駆け抜けてきた買付士と、全国のカフェや飲食店に嗜好品を提案してきたバリスタが、実際に試飲・比較を重ねて選定しています。
現地農園との直接交渉を通じて、香り・品質・価格のバランスを見極め、仕入れ時点から劣化リスクを最小限に抑えています。

香り、安定性、ミルクやスイーツとの相性など、実際の提供現場で求められる要素をすべて検証した上で採用しています。
そのため、どの紅茶も「お客様に出して恥ずかしくない、確かな味」を基準に揃えています。

紅茶の基礎知識 | 正しい味を理解するために

紅茶ができるまでの工程

紅茶は「摘む → しおらせる → もむ → 発酵させる → 乾燥させる」という工程を経て製造されます。緑茶・烏龍茶・紅茶はいずれも同じ茶の木(Camellia sinensis)から作られますが、違いは発酵の度合いです。ここでいう発酵は微生物ではなく、酸化酵素による変化を指します。リンゴの皮をむいて放置すると褐変する現象と同じ原理です。

種類 発酵の度合い 傾向
緑茶 不発酵 青みのある香り、明るい水色
烏龍茶 半発酵 花香やまろやかさ
紅茶 完全発酵 芳醇な香り、赤褐色の水色

茶葉の形と等級

形状によって抽出特性が異なります。主に以下の2タイプを押さえます。

種類 特徴 推奨提供
フルリーフ(ホールリーフ) 葉の形を残す。香りが立ちやすいです。 ストレートティー
CTC 押しつぶし・引き裂き・丸めた粒状。短時間抽出に適します。 ミルクティー・チャイ

等級は粒度の分類であり、味の優劣を示すものではありません。代表的には OP(オレンジ・ペコー) → BOP → BOPF → D(ダスト)の順に細かくなります。粒度が均一であるほど抽出再現性は高くなります。

紅茶の旬(クオリティシーズン)と産地

時期 名称 特徴
ファーストフラッシュ 軽やかで香り高い傾向です。
セカンドフラッシュ 香りと味のバランスが良く、紅茶らしいコクが出ます。
オータムナル 香りは穏やかで、ボディが強く深みが出ます。

代表的な産地として、インド(ダージリン・アッサム・ニルギリ)、スリランカ(ウバ・ディンブラ・キャンディ等)、中国(キーマン)、アフリカ(ケニア)があります。世界三大銘茶はダージリン、ウバ、キーマンです。

ラインナップ紹介

ダージリン・ファーストフラッシュ

春摘み特有の華やかな香りと透明感が特徴です。淡い渋みと特有の香りがあり、ストレート提供に最適です。ティーポットでの提供や、上質感を重視する場面に適しています。

アッサム(ロイヤルミルクティー向け)

濃厚で甘みのある味わいが特徴です。CTCのため短時間抽出でもボディが出やすく、ロイヤルミルクティーのベースに最適です。ストレートでももちろん提供可能ですが、基本はミルクティー向けとしてご提案します。

セイロン・ディンブラ

香り・味・コクのバランスが良く、ストレートでもミルクティでも扱いやすい万能タイプです。食後やデザートと合わせても相性が良いです。

ケニア(アイスティー主体・ホットも可)

明るい赤色でまろやかなボディが特徴です。渋みが少ないので冷却後も濁りにくく、アイスティー向けとして非常に扱いやすいです。ホットでも香りがしっかり残ります。

アイスティーブレンド

香り高いアールグレイをベースに複数産地の茶葉を組み合わせ、冷却しても香りと味わいが安定するよう設計しています。大量抽出やテイクアウト運用にも向いています。

スパイス入りチャイ

アッサムをベースに、シナモン・クローブなどのオリジナルスパイスをブレンドしています。牛乳で煮出すだけで香り高いチャイを安定して提供できます。冬季や限定ドリンクの柱として推奨します。

フレーバーティー(7種)

  • アールグレイ:ベルガモット香。ホット・アイスともに定番です。
  • ピーチ:華やかな甘い香り。デザートタイムに向きます。
  • アップル:穏やかな香りと軽い酸味。ランチ後の一杯に適します。
  • ストロベリー:親しみやすい香り。スイーツとの相性が良いです。
  • マスカット:爽やかで透明感のある香り。フルーツと好相性です。
  • キャラメル:甘く香ばしい香り。秋冬メニューでの活用を推奨します。
  • ローズ:華やかで上品な香り。特別メニューやギフト用途にも。

店舗別おすすめラインナップ・メニュー導入例

カフェ向け

プレミアムティー用 ダージリン ファーストフラッシュ
スタンダードティー用
セイロン ディンブラ(ストレート・ミルク・レモン可)
アイスティー用 ケニア or アイスティーブレンド
ロイヤルミルクティー用 アッサム
チャイティー用 スパイス入りチャイ
フレーバーティー用 全種

腐るものではないので種類が多くても困りづらく、メニュー幅も増えるのでラインナップを多めに持っておくことをおすすめします。

レストラン向け

スタンダードティー用
セイロン ディンブラ(ストレート・ミルク・レモン可)
フレーバーティー用 アップルなどのフルーツ系やローズ

食後に出すことがメインですので、スタンダードなセイロンか、デザートと相性の良いフレーバーティーをおすすめします。

紅茶抽出のポイント

保存・保管

開封後は遮光性のある密閉容器に移し替え、可能なら乾燥剤を併用します。匂い移りを防ぐため、それぞれ密閉した容器で保管します。

香りの商品ですので開封後はできるだけ早く使い切る方が良いですが、半年ほどは大差なくお使いいただけると思います。

抽出基準

茶葉量

茶葉1に対して湯量60ぐらいで一度淹れていただくと良いと思います。

茶葉3gにお湯180mlが1:6で、茶葉によって少し濃く感じる場合は1:7〜8で淹れられるとバランスが良くなります。

その際はカップやポットのサイズは決まっているので、茶葉量で調整します。

温度

沸騰させた100℃の高温で淹れてください。

注ぎ方

お湯を注ぐ際に勢いよく淹れるとしっかりとした味わいに、そっと注ぐと優しい味わいになります。お好みで調整してください。

蒸らし時間

蒸らし時間はCTCなど茶葉が小さいものは3分、フルリーフなど茶葉が大きなものは4分を目安にしてください。

まとめ | 紅茶の品質が店の印象を決めます

紅茶は脇役に見えますが、実際にはお客様が最後に口にする一杯になりやすい飲み物です。高品質の茶葉を選び、標準化された抽出を行うことで、味と香りの印象を安定して提供できます。「この程度でよい」ではなく、「この味で出す」という基準を紅茶にも設定することが信頼されるお店づくりにつながりますので、もしまだ検討されている方は見直されてはいかがでしょうか。

プロが選定した業務用紅茶の導入・ご購入について

本記事でご紹介した紅茶は、全国のカフェ・レストラン・ホテルなどで採用されている厳選ラインナップです。現場での再現性と品質、そして香りの印象までこだわり抜いた紅茶を、すべてこちらからお求めいただけます。
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